おかーさんは、ケーキを作ってる時が、一番いい顔してる。11才のうちの真志王子が言ってくれる。
オーダーケーキの注文が入ると、家事をおろそかにしてまで、ケーキ作りに没頭してしまう。夕食とかも、遅くなってしまう。
それでも、ケーキ作る日だからと、あきらめて王子は、待っていてくれる。嬉しいことです。
私が中学の頃、ケーキ作りをしてた頃は、とても夢があった。
フランス人と、結婚する。
ヨーロッパのケーキを作りたい。
製菓調理長さんみたいなケーキ職人になる。
などである。
実際、調理師学校のグルメツアーで、ヨーロッパ旅行に行って、夢が壊れたのでした。
なーんだ、日本のケーキの方が美味しいや。
私は、ご飯が好きなんだなー。パンは毎日は嫌だなー。
和食がいいな。
日本人でいいな。
月日は流れ
Mカフェで、働いてた頃に、甘いもの食わず嫌いの男の人が、好むケーキを作るよ-になった。
それで、幻のモンブランが、完成した。
この写真は、ショートモンブラン。本当は丸いケーキです。
手作りカスタードと手作りスポンジ甘さ控えめな、生クリームの層にする。底には、手作りさくさく・
くるみクッキーのクラムをちりばめた。
最後に、特級甘栗のペーストを生クリームと混ぜたのを、クルクル絞って完成だ。
どこのケーキ屋にも売ってない、幻のモンブランなのである。
カウンターに、ずらーり並んだ男の人たちが、みんなケーキを食べている。
はたから見たら、不思議な空間だったのだろう。
今では、
フランスには憧れない。
だって、日本には、美味しいものいっぱいあるから。
時々、なんちゃってケーキ職人で、いいな。
だって、世界にたった一つのケーキが作れるから。もちろん、飴細工もつけちゃいます。